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カジノとメガソーラー

 習慣として、ラジオを台所に置き、起きている間はつけっぱなしにしている。だから、お茶を入れるなどのために台所に入るたびに、ラジオの音声が聞こえてくる。局は、基本的にNHKの第一放送である。30分ごとにニュースが流れ、大きな事故や災害があれば臨時で放送するから、世の動きをウォッチするには便利だ。国会が始まると審議を中継する。これも、政治ニュースとして聞く。いや、聞いていた。安倍内閣になってから、まともな議論が皆無になり、審議が詰まらなくなった。聞いていると腹が立ってくる。で、国会中継が始まると、地元の安曇野FMに変えることにした。

 その安曇野FMの番組の中で、昨年成立したカジノ法を巡って、どなたかが「ラスベガスは何もない沙漠。だからこそ産業を興すためにカジノを作った。なぜ、豊かな自然や景観のある日本でカジノを作ろうというのか」といった趣旨のことを話していた。

 大糸線に乗って窓の外を見ていると、太陽光発電と覚しき施設をよく見るようになった。自然エネルギーとは言うものの、安曇野の景観の中では決して美しい存在ではない。水があり、日照があり、先祖から受け継いだ土があり、そうした田園の風景が評価されているのに、なぜ無機質なソーラーパネルを地面に並べる必要があるのだろうか。

 電力も地産地消と言われるが、南北に延びる谷間という地形から、たとえば風力発電もありうるかもしれない。ゴルフ練習場に聳える醜悪なネットの代わりに、巨大な風車を建ててみたらどうだろう。案外、この風景に溶け込むかもしれない。また、渓谷や農業用水路を利用した小水力発電の可能性もあるだろう。温泉と伏流水の温度差を利用した発電も可能かもしれない。太陽光発電であれば、大型駐車場の屋根なら、この風景に合うのではあるまいか。

 重油を焚いて加温する農業用ハウスも、首を傾げたくなる存在だ。熱帯の植物に魅せられてどうしても育てたいというのならそれも結構だが、市場で高く売れるから重油を焚いて早く実らせるというなら、どうだろう。温泉を利用して、というのなら分かるが。農業に適した土地で、わざわざ重油を使って栽培し、原油の値が上がった円安になったと騒ぐというのは、端から見れば、滑稽である。


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