So-net無料ブログ作成

ゴミ出し

 今日の朝日新聞に「急増する『ごみ出し困難世帯』 5万世帯が支援受ける」という記事があった。

 アンケート取材は、74自治体(道府県庁所在市、政令指定市、東京23区)を対象に実施。ごみ出しが困難な高齢者や障害者の自宅まで普通ごみの回収に行く支援の有無をたずねた。その結果、東京23区や横浜市、名古屋市、大阪市、神戸市、長崎市、熊本市など48自治体が支援を実施し、2016年度では計約5万300世帯が利用していることがわかった。

とある。何年か前に、かなり高齢の女性が膨らんだゴミ袋をいくつか猫車に乗せ集積所によたよたと運んでいるところを見かけたことがある。高齢化率3割になろうかという安曇野市だが、市のウェブをざっと見た限りでは、現在、安曇野市では支援していないようだ。

 この地域では、ゴミは収集日当日の朝8時半までに集積所に出すことになっている。集積所によって異なるが、当地の場合、両開きのスライド式ドアのついた大型の物置があり、その中に置く。しかし、8時を過ぎたころには、入口までゴミ袋が置かれドアが開けにくくなる。多くの人が、奥から積み上げるように置かず、入口に近い方の床に置いていくからだ。ゴミを出す時間は、出勤途中に出すなど、概ね決まっているだろうから、早く出す人は遅く出すときの「困難」を知る機会は余りないだろう。したがって、「他人の痛み」を慮って奥から積んでいくように行動を改める可能性はあるまい。

 物置は町会(「常会」という)が管理することになっているようだが、ゴミの出し方の啓蒙や高齢者の支援など、自分たちの生活環境を向上させる取り組みは余りしていないようだ。

 因みに、東京都品川区では各戸収集を実施している。ウェブには、

・一戸建てにお住まいの方は、玄関前または門の前などの決められた場所にお出しください。

・高齢者(70歳以上)や体の不自由な方のみお住まいで、燃やすごみを出すことが困難な場合は、品川区清掃事務所へご相談ください。

とある。

 安曇野市は自然環境の良さを標榜しているが、地方の例に漏れず、自家用車が非常に多い。ゴミ出しも自家用車である。その排ガスを減らす政策があってもよさそうだが、寡聞にして知らない。羊頭狗肉というが、政策に理念が感じられないのは残念なことである。

 たとえば、集積所を中心として半径1の円上に6件の家があり、円の外部から収集車が来て収集していくとする。円周上の各家が円の中心にある集積所にゴミを出すと、往復の走行距離は合計12、収集車が円周上に到達してから円の中心まで走行する距離は往復で2,合わせて14となる。一方、各戸収集の場合、収集車が円周上を回って収集すれば走行距離は約6である。つまり半減することになる(通勤途中に出すケースは除く必要があるが)。住民の自家用車がすべて電気自動車になるのはまだ先のことだろうが、台数が少なく近距離を走る収集車なら、電気自動車にすることも可能だろう(ゴミを圧縮するためのパワーを考慮する必要はあるが)。業者が収集車を調達するコストは上がるが、集積所の管理に支出している補助金等を廃止し、その分を電気自動車調達の補助金に回したらよいだろう(些少だろうが)。


nice!(0)  コメント(0)